2018年開始
CROKKAは、フーズカカオ株式会社がつくるカカオのお菓子ブランドです。フーズカカオさんは、2017年に設立された会社で、インターネットやIoTといったテクノロジーを活用し、「素材を供給する農園」と、「素材を必要とする作り手」をつなぐ活動を行っています。
産地や素材の可能性を信じてコミットするという姿勢は、ウガンダのコーヒー産地に貢献していきたい私たち(コーヒーにまつわるプロジェクト「Kanata」を展開)が目指すこととも通じるものがあり、今に至るまで大きく影響を受けています。
SCROLL
2018. 9 - 2018. 10
ー
#1
BIデザイン
PROJECT
BIデザイン
BACKGROUND
カカオの価値を高めるための
2Cプロダクト
2017年に創業したフーズカカオさんの事業は、東南アジアでのカカオ開発およびその販売です。代表の福村さん自身が現地に滞在して、農園の人々と協力しながら質の高いカカオ豆の開発に取り組んでいます。主軸はB2Bビジネスですが、カカオの扱い方(調理法、加工法)を広めるという目的のもと、エンドユーザーに届けられる商品をつくるプロジェクトが立ち上がりました。
すでに固まっていたブリトル(クッキー生地のお菓子)を作るという方針のもと、CIALはコンセプトづくりからご一緒させていただきました。
カカオ豆の地産地消を目指す。
カカオ開発ベンチャー、
フーズカカオの思想
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APPROACH
チョコレートではなく、
カカオのお菓子
商品を通じてフーズカカオさんが伝えたいのは素材としてのカカオの面白さ。カカオのお菓子といえばチョコレートが王道ですが、チョコレート屋さんではなくカカオ屋さんであることから「素材から、カカオの形を再発見する」というコンセプトを据えました。
それをもとに「収穫した素材(crop)からカタチ・お菓子(katachi)を再発見する」という意味の『CROKKA』という名前が生まれました。またロゴにおいては、CROKKAという文字自体を素材とみなし、その素材を様々な形に変化させ再構築し提案するという、ブランドの提供価値を表現しました。
OUTCOME
01
組織としての
アイデンティティが整理された
02
クラウドファンディングの目標額を達成
PROJECT MEMBER
デザイナー
・
戸塚 佑太
2018. 10 - 2018. 12
ー
#2
パッケージデザイン
PROJECT
パッケージデザイン
BACKGROUND
世界観を体現し、コミュニケーション
を後押しするパッケージ
2018年11月からブランドローンチのためのクラウドファンディングを実施する予定だったため、BIデザインに続いてパッケージの制作も進めていきました。
フーズカカオさんの事業におけるコミュニケーションを後押しするような魅力的な物であることが求められるうえ、BIで構築した世界観をどのように落とし込むかが挑戦でした。
APPROACH
ブリトルの味わいや食感を
モノとして直感的に伝える
ブリトルは見た目からすると派手さはありません。けれど食べてみると、ザクザクとしたその食感やカカオの甘さや酸が凝縮された味わいに魅了される、そんなお菓子です。一見派手さのない果実からゴロゴロ出てくる宝石のイメージをパッケージで表現しました。
パッケージを印刷・加工する段階では、グラフィックのソリッドな印象に柔らかさを加えるような紙を選びました。また、パッケージを並べて置くと模様がつながるようになっており、複数集まったときに与える印象にもひと工夫加えています。

OUTPUT
パッケージ

写真: Yusuke Sano 提供: DOTMARKS
OUTCOME
01
自分たちの活動が人に伝わりやすくなった
02
Oisixのクラフトマーケットに採択された
PROJECT MEMBER
デザイナー
・
鈴木 大輔
プロジェクト
マネジャー
・
戸塚 佑太